生物から見た世界 / 種の起源

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甲虫の羽音とチョウの舞う、花咲く野原へ出かけよう。生物たちが独自の知覚と行動でつくりだす“環世界”の多様さ。この本は動物の感覚から知覚へ、行動への作用を探り、生き物の世界像を知る旅にいざなう。行動は刺激に対する物理反応ではなく、環世界あってのものだと唱えた最初の人ユクスキュルの、今なお新鮮な科学の古典。

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『種の起源』は専門家向けの学術書ではなく、一般読者向けに発表された本である。名のみ知られるばかりで、その内容については多くを語られることのなかったこの歴史的な書を、画期的に分かりやすい新訳で贈る。進化学はすべての生物学の根幹をなしている。そしてそのすべてのルーツは『種の起源』初版にあるのだ。端緒を開いたダーウィンの偉業、それは進化の研究を科学にしたことと、進化が起こるメカニズムとして自然淘汰説を提唱したことにある。(訳者)

これ以上待てないわ、あなたからの通信。Lamp『東京ユウトピア通信』。

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『東京ユウトピア通信』は、Lampの6枚目のアルバムです。わりとアップテンポな曲が多く、曲中での展開も多く、全体的に情報量の多い印象になっているかも知れません。録音期間中は全く平気でしたが、発売後に通して聞いてみましたら、もう私なんかは、前半だけでくたびれてしまったほどです。

今回のアルバムの大体のイメージは、『ランプ幻想』(2008年、4枚目)の制作時点より前から既にあったものです。『ランプ幻想』の、あれほど暗くて、深く沈むような内容のアルバム制作も、言ってしまえば、この『東京ユウトピア通信』という保険があったからこそ思い切ってやれたのかも知れません。いわゆる「静」と「動」として、この二枚を対比させたかったのですね。けれども、発売時期がだいぶ開いてしまいましたし、この二枚の間に今回のアルバムの中から‘夏’のイメージの曲だけを切り取った『八月の詩情』(2010年、5枚目)のリリースを挟んだので、若干わかりづらくなってしまいましたね。

余談ですが、『ランプ幻想』に収録した「雨降る夜の向こう」は、当初の予定では今回の『東京ユウトピア通信』の中に収めるつもりの曲でした。歌詞の一部に「これ以上待てないわ あなたからの通信」とありますが、この部分は今回のアルバムタイトルからの引用である、という事からもお分かりになると思います。

そういう訳で、かれこれ5年前から温めていた今回のアルバムをリリースできて、今は皆とてもほっとしています。

私達は普段、本当に閉じた人間関係の中で生活しています。アルバム制作は、その閉じた生活圏内にある、さらに閉じた小さな社会の中での‘作業’です。そうして出来上がった音楽を、CDを買って聴いてくださっている方々と共有できている事が、今とても不思議です…。

最後にお知らせですが、3月11日(金曜日)に、渋谷のduoでライブ演奏をします。久しぶりの演奏ですが、良い時間となるよう、皆で努力します。お時間のある方は是非いらして下さいね。

(文/榊原香保里 Lamp)