みんなでやってる感フィルター

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現在、日本のテレビが創出しているのは「みんなでやってる感」である。インターネットに顧客を取られたテレビは、テレビでしかできないことをそれなりに考え、それは、大画面で「みんなでやってる感」を演出し、視聴者をその「みんな」に入れてしまう手段である。よって、テレビは日々「みんなでやってる感」が跋扈し、これには、この正月最高興行収入を出した「ワンピース」から「サッカー」の国際試合までこれに含まれるのだろう。

この「みんなでやってる感」」をインターネットに持ち込んでしまうと、せっかくのインターネットの利得が、半減されてしまう。インターネットが素晴らしいのは、強い個人を生み出せる事であって、「みんなでやってる感」のためのメディアではない。この「みんなでやってる感」をSNSから社会運動まで持ち込んでしまうと、それは、結局テレビやマスメディアの術中にハマっていることになる。本来、「ワンピース」も「サッカー」も強い個人の集合体なワケだが、テレビをと通じると「みんなでやってる感フィルター」を通されてしまうので、人々は強い個人の集合体であることを忘れ、自分もその「みんな」に入ってしまう。ここに、テレビもインターネットも危険性を孕んでいる。なぜなら、それは「ソフトなナショナリズム」に向かうからである。そして、この不特定で匿名性が高い「みんな」こそが、日本式システムが作り出す「空気」の源に他ならない。結果、テレビが「空気」を支配する。

4Kテレビ。TSUYOSHI TAKASHIRO

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