「311後のアンガージュマン」 國分功一郎 × 田口卓臣 @ オーディトリウム渋谷

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原発事故がもたらした分断と不透明な状況。民主主義の行き詰まり。アンガージュマン(社会参加)はそれでもなお可能なのか。明晰な「俺語り」で圧倒的な支持を集める哲学者・國分功一郎と、ダイナミックな語り口で近代人の「生」を根源的に再考する気鋭のディドロ研究者・田口卓臣のふたりに聞く。(実行委員・三浦)

先月読み出した「暇と退屈の倫理学」の著者、國分功一郎さんが相当気になっていて、現在オーディトリウム渋谷で開催中の Image.Fukushima 今日のプログラム「311後のアンガージュマン」 國分功一郎さん × 田口卓臣さん の対談を聞いてきました。著書のなかでは相当スマートな印象でしたが、Twitter など拝見する通り “俺” という潔い良い主語がぶれない真の通った哲学を展開してくれました。

3.11 以降、強制的に日本中がアンガージュされてしまった。みんなが考えなければいけない状況に置かれてしまった。本来ならば考えなくてもいい人達まで考えることを強いられている。それはとても不幸なことだ。こういった状況に追いやられてしまった、沢山の人達が「考えなければいけない」状況に置かれてしまったことを不幸なこと、と仰っていたのが大変印象的でした。