Daniel Kahneman Thnking, Fast and Slow
《ニューヨーク・タイムズ》
《ウォールストリート・ジャーナル》
《エコノミスト》各紙誌にて
年間ベストブックに選出!
《ロサンゼルス・タイムズ》ブック・プライズ受賞!
アダム・スミスやフロイトの著作に匹敵する来たる世紀の新たな古典である。
――ナシーム・タレブ(『ブラック・スワン』著者)
我々の人格について、これほどまでに楽しい洞察を与えてくれたカーネマンに感謝すべきだ。
――フリーマン・ダイソン(宇宙物理学者)
素晴らしい。自分自身の心の動きにすこしでも興味のあるすべての読者を魅了するだろう。
――マイケル・ルイス(『マネー・ボール』『世紀の空売り』著者)
本書を読むと、「考える」という行為が、以前と同じこととは思えなくなる。金字塔的傑作である。
――ロジャー・ローウェンスタイン(『天才たちの誤算』著者)
コペルニクスが宇宙の中心から地球を放り出し、ダーウィンが人類が神の御業でないと示したのと同じぐらいの重要性で、カーネマンは人間がこれまで考えられてきたほど合理的でないと明かしたのだ!
――《エコノミスト》誌
本書は、意思決定に関して陥りやすい罠について、縦横無尽に語られていて、読んでも面白く、かつ決定の改善に役立ち、しかも他者や世の中の見方、大げさに言えば、世界観にまで影響を及ぼすような名著である。したがって、ビジネスマン、経営者、消費者、政策立案者、教育関係者、司法関係者はもとより、意思決定の関わるあらゆる人、すなわちすべての人にお薦めしたい。
――明治大学教授・友野典男(明治大学教授。本書解説より)
私たちの「意思」はどのように決まるのか?そして「直感」はどれほど正しいのか?経済学が前提としてきた合理的人間観を覆し、心理学者にしてノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン。その彼が、経済学、政治学、法学、哲学、教育学だけでなく、ビジネスの実践にまで多大な影響を与えたみずからの研究を誠実かつシンプルな言葉で解説。
私たちは日々、無数の意思決定をなかば自動的に行なっている。カーネマンは、直感的、感情的な「速い(ファストな)思考(システム1)」と意識的、論理的な「遅い(スローな)思考(システム2)」の比喩をたくみに使いながら、意思決定の仕組みを解き明かし、私たちの判断がいかに錯覚の影響を受けているかを浮き彫りにしていく。人間はこれまで考えられていた以上に不合理なのだ――。プライベートやビジネス、政治における、よりよい決断への道筋を示し、あなたの人間観、世界観を一変させる、21世紀に生きるすべての人、必読のノンフィクション。